人の気持ちを教える
子どもに他人(お友達)がどう思っているか、感じているかを
教えることって難しいです。
もし、自分の子が、お友達を叩いてしまったとして、
それはダメだよっと教えるとき、「自分がされたらどう思う?」と
言うことが多いと思います。私もそうでした。
しかし、未就学児の思考回路では、自分に置き換えて物事を判断することは
難しく、自分がされたら、とはうまく考えれないらしいです。
「嫌だと思う」と答える子もいますが、それは過去同じような怒られ方をして
「嫌だと思う」と言うことが正解だと知っているから、そう答えているみたいです。
本当に嫌だと感じて、答えられていないということです。
じゃあ、どうやって人の気持ちを伝えて、された側の気持ちを理解することが
できるかというと、「自分がされたら」ではなく
「大切な人がされたら、あなたはどう思いますか?」と教えてあげてください。
叩いてしまったケースで、具体的に書きますと、
「パパ(ママ)が誰かにバンって叩かれちゃった。どんな気持ち?」です。
子どもは自分の大切な人、大好きな人が傷つくのはとても嫌です。
親が他の赤ちゃんなどを見てかわいいねーというと嫉妬する気持ちと一緒で、
子どもにとって、パパやママは世界で一番大好きです。
そんな、大切な人がいじめられていたら、子どもは嫌なので、
「嫌だと思う」という考えになります。
少し遠回しになってしまいますが、他人の気持ちを教えるには効果絶大です。
「叩いちゃったら、誰かが嫌な気持ちになるんだよ。ダメなんだよ。」と
伝えてあげることができます。
そして、叩かれた子に謝るのも、まずは子どもに謝ることを促してください。
なかなかうまくごめんね、が言えなくてもOKです。そのときは親や大人が
ごめんねを代弁してあげてください。すると悪いことだったことを再認識
してくれるようになります。
なかなか一発では理解してくれませんが、伝え続けることが重要です。
皆様も大切な人に置き換えて、気持ちを考えてもらえるよう、
実践してみてください!!!