叱らない子育てとは。叱る=ダメ ではない!
叱らない子育てとは、なんなのでしょうか?
躾をする=叱る、をやめるということです。
私たち夫婦も子どもに叱ってしまうことがあります。
今回伝えたいのは、叱る=ダメなことではなく、
どのように叱るのがいいのか、どのように伝えることがいいのか、
になります。
まず、強く叱って(怒って)直してほしいことを伝えたとき、
実は子どもにとって、大事なことは伝わりにくい状態になります。
それは恐怖を感じると、脳が委縮した状態になり、
内容がインプットされにくい状態になるからです。
さらに叱られた内容が、叱られて怖かったという印象になります。
「叱られて怖いのが嫌だから、その行動をやめる」となります。
一見、行動をやめるのであれば、OKなのでは?と思いますが、
怖い人(対象)がいないと、再発してしまいます。
これでは大事なことが伝わっていません。
ですので、内容よりも先に「怖い」がきてしまう伝え方は良くないのです。
では、叱ること全てが良くないのか。そうでもありません。
冷静に叱ることがができれば、良いのです。
冷静に端的に、行動・内容について叱ることは怖いよりも、
内容が先に伝わりますので、これは良しとされています。
しかし、叱ったほうがいいこと、叱らないほうがいいことがあります。
自分の命や、ケガ、危険に伴うことは、しっかり叱ることが重要です。
ごはんをしっかり食べなさい!や、片付けしなさい!などの危険ではないことは
なるべく叱らないようにしましょう。
なんでもかんでも叱ってしまうと、
子どもにとって、何が大事かボヤけてしまうためです。
でも、親の言うことをなかなかしてくれなかったら、
どうしても叱ってしまいますよね。お気持ち、非常にわかります。w
違う言い回しをするだけで、言うことを聞いてくれやすくなることがあります。
叱るストレスも減りますし、叱らなくても、行動してくれればOKなので、
そのポイントを2つ記載します。
①:目的をずらす
公園で遊んでいて、家に帰ろうかというと、嫌だー!となります。w
今回のケースで、目的は家に帰るですので、
「家まで競争だ!」とか、「そろそろおやつの時間だ!」と
「帰る」というワードを言わないだけで、帰ってくれたりします。
②:具体的に言う
ごはんを食べなさい!ですと、色々あるなかこんなにいっぱい食べられない!
という思考になってしまうようです。ですので、具体的な小目標を立ててあげ、
「この小分けしたお皿の上から食べていって」と
小さな目標を、具体的に指示してあげてください。それの繰り返しで
完食を目指します。
具体的な小目標をクリアしていけば、子どもも達成感を感じることができます。
上記のように、叱ることが悪なのではなくて、どのように叱るか、
叱るべきポイントはどこなのかを夫婦で話し合い、それにそった子育てを
実践していってください!!!