力加減を教えるには、どうしたらいいのか。
子どもと一緒に遊んでいるとや、そうでもない場面でも、
子どもの力が強すぎてたり、それで痛かったりする場面ってありますよね。
今回は、悪気がなく、力が強くなってしまう、そんな子どもにも
力加減をわかりやすく教える方法を記載致します。
子どもの力が強かった場面で、
「力が強くて痛いなー」とか「もうちょっと優しくして」などと
いうと思いますが、どこからが痛くないのか、どんな力が優しいのか、
曖昧で子どもはなかなか理解できません。
力加減を教えるステップとして、まず
【全力】を教える必要があります。
大人は「5割くらいの力」と言われて、なんとなく実行できます。
それは何を基準に5割の力を実行したかというと、10割の力を知っているからです。
「これじゃあ痛いよ」とか、「もっと優しくしてね」と言っても、
10の力を知らない子に2や3を教えるのは、難しいです。
その10割の力を教える方法は、遊びの中で学ぶことができます。
風船などを用意して、「思いっきり投げてごらん」というと
子どもは思いっきり投げます。
今やった力が「10の力なんだよー」とか、「100の力だよ」と教えてあげてください。
数字が難しい場合は、「ぞうさんの力」など強そうな動物でも結構です。
風船のあとはビニール袋を膨らましたもので、同じことをしてみてください。
ビニール袋は、強くすると空気がすぐ抜けてしまうので、
「10の力だとすぐしぼんじゃうね。じゃあ5くらいの力でしてみようか!」と
力加減を抑える練習になります。
5の力の表現は、半分の力などでもいいと思いますし、
動物パターンですと、ぞうさんに対して、半分くらいの動物でもいいと思います。
シマウマとか?おさるさんとか?w
そして、もっと優しく扱う必要があったら、
1の力や、アリさんや、うさぎさん、ひよこさんの力だったらいいかな?などと
教えてあげてください。
これを子ども教えておくと、
パパ、ママを遊びの中で叩いてしまったときには、
「アリさんの力ならいいよ」とか「2くらいの力ならいいよ」っと
伝えやすくなります。
子どもは、場面ごとの力の使い分けを、日々経験していくことよって、
子ども自身が自分で考えて、
「赤ちゃんを触るときは優しく触ろう」や
「ボールを思いっきり投げるときはこうだ!」ということが
身についていきます。
全力を把握していない子どもに対して、
「もっと優しく」とか「痛いよ」という伝え方が
実は曖昧で分かりづらかったことが、ご理解いただけたかと思います。
全力を教えてる方法として
寝そべっている親の足を全力で引っ張ってみるなど、方法は様々です。
子どもの興味や関心にあった方法で、10の力を教えてあげてみてください。
皆様もぜひご参考ください。ありがとうございました!